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温暖化はCO2が原因か?

洞爺湖サミットが近付いたためか、電気自動車、燃料電池車、ハイブリッド車などによるイベントが盛りだくさんで、マスコミにもたびたび登場している。

しかし、CO2の問題だけが突出してしまった感があって、近未来のエネルギー問題がぼやけてしまうような気がする。
CO2=温室効果ガス=地球の温暖化という点がクローズアップされているわけだが、温室効果ガスという点で考えれば、No1は水蒸気、つぎにメタンガス、3番目がCO2という順番で温暖化に影響を与えているのだ。この中で水蒸気は、人類がエネルギー源を持っている限り低減は不可能とされている。メタンガスは、CO2の20倍近い温室効果をもたらす。メタンガスは天然ガスの成分であり、燃焼させればエネルギー源となるのだが、ガスとして大気に開放すると強い温室効果を発揮するのだ。ちなみに牛糞、牛のげっぷからも大量のメタンガスが発生する。牧畜国であるアルゼンチンなどは発散しているメタンガスの相当量が牛に起因しているのだそうだ。メタンガスの他に、一酸化二窒素ガスはCO2の200倍の温室効果を発揮するなど、CO2だけが温室効果ガスだけが悪者ではなく、メタンや一酸化二窒素の対策も忘れてはならない。一酸化二窒素は森林を放牧地に転換すると肥料、家畜の糞などにより大量に発生する。
メタンガスは、大型ダムの水面や水田から大量に発生し、大気に放出される。
そういう意味では人類の活動そのものが温室効果をもたらしており、CO2だけが悪者ではない。

トータルでの温暖化ガスは、農業・森林破壊が35%、産業が20%、発電・暖房が20%弱、交通が15%ていどに分類できる。クルマ、船、航空機などのエネルギー源として100%近いシェアを持つ石油の占める割合は。交通と産業、発電・暖房部門での石油を加温室効果がスとしては約20%ていどの寄与率であり、意外と低いのだ。

現在のように石油価格が高騰すると、石油の消費量がさらに低減することは明らかだが、その一方で高価格のために石油を使用できない人や地域では、石炭、木炭の使用増大につながり、これは温暖化を促進させる。木炭や薪炭の使用はすなわち森林の乱伐であり、砂漠化が促進される。石炭は石油よりはるかにCO2発生量が多く、大気汚染の影響力も大きい。
森林の減少や砂漠化は、中国、インド、アフリカ、南米では深刻な問題で、いうまでもなくCO2吸収力を低下させ、メタンガスの放出量を増大させる可能性が大きいのである。

このように、地球温暖化対策、温室効果ガス対策は一筋縄では行かないテーマであるが、最も確実に効果が見込めるのは、電気自動車を使用するより、植林拡大、砂漠化防止のほうがもっと重要なのではないかと思うのだが。

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