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テストドライバー

 クルマのテストドライバーはなかなか珍しい職業だ。テストドライバーは通常は自動車メーカーの一社員であり、ベテランのtr巣とドライバーでも日本では必ずしも社内的な地位は高くない。
 社員テストドライバーではなく、フリーとしての職業はまず成立しない。やはり守秘義務などが厳密に求められるからだと思う。

 レースドライバーも同じだが、テストドライバーとしての養成学校があるわけではないので、テストドライバーになるためには本人の努力と才能、経験によるところが大きい。
 自動車メーカーの場合は、まず実験部に配属されなければテストドライバーになることは難しいと思う。実験部では若いうちは試作車や量産車の整備や分解、組み立てをまず経験しなければならない。この時代は整備のメカニックと同じ作業を行わなければならないわけで、運転にかかわることは少ない。ただ、最近は比較的早期から社内での運転技術講習や運転技術試験が行われるようになっている。
 こうした社内の各種講習や運転技術テストを経て、一定のレベルの資格が得られると実験ドライバーとなり、ひたすら計測器を載せたクルマを走らせる。この場合は決められた条件で、決められたように走り、より正確なデータを取るのが仕事になる。また社内の規則に従った長く退屈な耐久走行なども経験する。いわゆる運転の正確さ、ばらつきの少なさが求められる。

 地味な、長い経験を積むことで、初めて評価ドライバーになるのだが、やはり経験、実績が不可欠とされているのだ。 もちろん評価(官能評価)を行うためには、改めて社内の運転技術試験をパスする必要がある。
 改めてテストドライバー、特に官能評価や開発評価を行うテストドライバーの実像を探ってみよう。

 条件としては次のようなものがあげられる。
1)正確な運転技術
2)正確な感受能力、冷静な観察能力
3)エンジニアへ、あるいは改良へのフィードバック能力
4)評価の価値観の確立

 1)に関しては、正確で安定し、かつ安全な運転技術である。レースドライバーにもいえるのだが、1周、2周速く走るということはあまり意味がなく、いかに毎周のラップタイムのばらつきが少なく安定しているかが重要である。
 2)は、クルマから伝わる情報を五感を通して正確に把握できる、あるいはその時のクルマの状況を正確に観察できる能力で、思い込みや不正確な推測を行わないことが重要である。
 ちなみに熟練したテストドライバーは0.5kg/mmのバネの違いを指定できるという。一般ドライバーはバネが2kg/mm違っても体感できないのだが。エンジンでいえば、一般ドライバーは出力が30ps違っても認識できないといわれるが、テストドライバーなら数馬力の違いを体感する。
 3)は、テストし評価したクルマを改良するためにどこをどう変えてみるか、部品に落とし込むことができる能力であり、これはエンジニアにはできない能力であり、ある意味でテストドライバーにとって最も重要な能力といえる。
 4)はすべての能力の基準になるもので、そのクルマはどうあるべきか、判断が求められる場面で過去乗ったことのあるクルマのカテゴリー分け、開発コンセプト分けができる能力が必要である。つまり小型コンパクトカーのあるべき姿、スポーツカーのあるべき姿、コンセプトとの整合性などを整理できる能力である。もっともこれは経験要素も大きいため、世界中のクルマに乗ること、生涯走行距離が100万㎞以上などといった経験も不可欠であろう。

 飛行機のテストパイロットは、ある意味で命がけという要素もあり、社内的な地位は伝統的に高いが、日本においてはクルマのテストドライバーの地位は残念ながら低く、なかなか報われないのは残念なことである。

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