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セーリング制御


 近い将来に発売されるVW、アウディ、ポルシェのハイブリッドカー、あるいはTSIエンジン車などに「セーリング制御」が採用されると発表されている。
 セーリング制御とは何か?
 
 もともとはドイツ式燃費走法が原型になっているようだ。
 日本では現在でも、ゆっくり加速、早めのアクセルオフ、やわらかいブレーキが省エネ運転法とされているが、とても合理的な運転とはいえない。
 また自動車雑誌などで紹介される省エネ運転も、アクセルオフの時間を長く取る=フュエルカットの時間を長く取るという運転法が定着している。
 しかし、電車や航空機(旅客機)の運転モードを考えると、こちらの方がはるかに合理的であることが分かる。電車は、発進から全力で加速し、所定の速度に到達すると電力をカットして巡航モードに入れる。つまり滑走時間を長く取るのである。減速区間では回生ブレーキを使用し、最後にエアブレーキで停止する。
 旅客機は、離陸すると全力で上昇し、所定の高度に達するとエンジンは低負荷の巡航モードにする。旅客機の場合は全力で急角度で上昇できる能力が高かければそれだけ巡航飛行高度を高くし、空気抵抗を低減することもできる。目的地に接近するとエンジンは出力を絞り、滑空状態で出来る限り長く飛行し、着陸態勢に入るとエンジンの出力をアップする。つまり、いずれの場合も巡航状態の時間を長く取るところがポイントである。
 
 ドイツ式省エネ運転もまさにこれで、所定の速度に到達した後はギヤをニュートラルに入れ、できる限り長い時間をニュートラルで走るのだ。
 つまり加速した運動エネルギーを有効に使用し、できる限りブレーキを踏まない、減速させないで長い距離を走る。
 もちろん普通のクルマの場合は、こうしたニュートラル走行中にはエンジンはアイドリング回転を維持するので、フュエルカットするアクセルオフ走法より燃料消費が多いと思われがちだが、アクセルオフではエンジンブレーキの作用で減速してしまうのに対し、ニュートラル走法ではその何倍も走行できるのだ。
 いうまでもなく、ヨーロッパの郊外の道路環境と日本のようなゴー・ストップが多い環境ではこの運転法の実用度は少し差がある。
 信号の多い都市部ではアクセルオフ走法でじゅうぶんなケースが多くなるが、郊外の道路では日本でも有効だ。
 このドイツ式走法は、ギヤはニュートラルでなるべくブレーキを踏まない、上り坂などで速度が低下した場合はすかさず適正な位置にギヤを入れて、あるいはDレンジにシフトしてアクセルを踏む、といった操作の慣れが必要になるため、少しは練習が必要になる点も注意点だ。
 
 セーリング制御とは、ATやDCTでこうした操作の慣れを不要にする自動制御だ。
 低負荷の巡航状態に入ったと判定されると、自動的にニュートラル、DCTでは2クラッチともオフになる。またハイブリッドカーの場合はエンジンとモーターの間のクラッチを切断する。ハイブリッドカーの場合は、エンジンを停止するのはもちろん、モーター(バッテリー)も使用しないで走ることで燃費を向上させるわけである。
 もちろんアクセルを踏み込めば、エンジンが始動し、クラッチが接続して通常走行に復帰する。
 実用燃費を向上させるためにはアイドルストップシステムと同様に効果は大きいと思われる。言い換えれば通常のガソリンエンジン、ディーゼルエンジン車でも、このセーリング制御とアイドルストップを組み合わせれば、郊外ではハイブリッドカー並みの燃費にできると思う。

 従来の普通のクルマでも走行中に手動でギヤをニュートラルにすることで燃費を稼ぐことができるが、セーリング制御は自動的に制御されること、ほとんどはアイドルストップ・システムと組み合わされているので、セーリング中はエンジンが停止し、さらに燃費を向上させることができるのが優位点だ。
 
 
 

コメント

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Re: ATに対する負荷について

> うちのAUDI オールロード(05年式)で試みたところ、確かに緩やかな下り坂が続く所では相当な
> 効果を見ました。ただ、MTは問題ないとしても、ATの耐久性はどうなんでしょうか?

コメントありがとうございます。
制御的には、ブレーキを踏んだ段階からエンジンのトルクを落とし(つまり自動的にスロットルを絞る)ているため、ATに対する負担が大きくかかるということはないと思われます。

ATに対する負荷について

うちのAUDI オールロード(05年式)で試みたところ、確かに緩やかな下り坂が続く所では相当な
効果を見ました。ただ、MTは問題ないとしても、ATの耐久性はどうなんでしょうか?

国産車では、これをやるとATが壊れると言う話を聞きます。
アイドリング時のオイル供給量不足が原因と聞いております。
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