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2009東京モーターショー

 09年東京モーターショーの会場はかなり寂しかった。海外メーカー不参加だけであんなに寂しくなるものなのか。中国の年間販売台数がついに1000万台を突破し、陽の当たる舞台は完全に黄海を越えてしまった。プレスデーの会場が特に寂しいと感じたのは、欧州のプレスはもちろん、アジアからのプレス関係者の数が極端に減ったことだろう。
 今ではヨーロッパのメーカーもアメリカのメーカーも、上海や北京モーターショーに全力を注ぐだろうし、東京に戻ってくるのかどうかはわからない。
 これまでは間違いなくアジアでは東京モーターショーがナンバーワンで、ワールドプレミアが行われた例も多いが、これからは中国でワールドプレミアが行われることになるだろう。
 
 09年東京モーターショーでは、とかくメディアではエコカーがメインと扱われがちだった。確かにプラグイン・ハイブリッドのプリウス、日産リーフなどが出展された。その結果、プラグイン・プリウスは今にも発売されるといった扱いだが、大量のリチウムイオン電池を搭載したプラグイン・モデルは500万円以上の価格ではないのか? 到底燃費のよさを売り物にするクルマとしては価格のバランスが取れず、法人・官公庁へのリースが行われるに過ぎないだろう。
 これまでのところ、量販が実現不可能なリチウムイオン電池を搭載したEVを量産化して発売すると宣言しているのは日産だけである。
 量産可能としているのはリチウムイオン電池の低価格化の目算を立てているのだろうと考えられるが、もしかしたら中国製か? 現状ではEV用のリチウムイオン電池の価格は200万円以上なのだが、半減どころか1/4ていどのにまでコストダウンしない限り実用化は難しいだろう。しかしこうした低コスト化の道筋はついていないのだ。
 それにもかかわらず、三菱はEV、プラグインEV路線を突き進んでいる。三菱は、プラグイン化のインフラの推進と、リチウムイオン電池の低コスト化を両方を追求しているようだ。
 一方、ダイハツのように軽自動車でハイブリッドカーはありえないという結論は、正解だ。高コストと重量を増大化させるハイブリッドシステムは、低価格車ゾーンでは実現不可能だからである。同様にEV化もありえないだろう。
 マツダは、直噴技術や低フリクション技術を追求した省燃費エンジンを出展した。ガソリンエンジンで30km/Lレベルの燃費を狙っているわけだ。これはフォードグループの標準エンジンにするつもりではないだろうか? ある意味で本命技術を突き進もうということだろう。
 逆に水素燃料へのトライやクリーンディーゼルの意欲はかなり低下している。水素に関する幻想や問題点がはっきりしてきたこと、ディーゼルに関しては開発と製造におけるコストの高さが大きすぎると考えられているからだろう。

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 メディア的には、トヨタのスポーツカーLF-AとFT86がもうひとつの盛り上げ役となった。
 トヨタLF-Aは、プロトタイプのまま消滅かとも思われたが復活が決定した。ただし、生産は500台限定で、価格が3700万円といういわばエキゾチックカーである。
 フルカーボン・ボディのため量産はもともと不可能だが、完全な台数限定のハンドメイドカーでレクサスのフラッグシップであり続けることができるのだろうか。
 製品企画としてはF1グランプリカーのイメージを重ね合わせ、そのためにV10エンジンをフロントに搭載しているのだが、F1撤退を決めた今は、あまりタイミング的にはよくないのだ。また、もうひとつ、開発の舞台とされたニュルブルクリンクでもこれといった結果を残していないため、伝説性やブランドとしての説得力はいささか薄いのも不幸である。
 デザイン的には、確かにカーボンならではの立体構成が見られる部分もあるのだが、もともと全体のプロポーションはレクサスのデザイン・フィロソフィーがスポーツカーには適さないこともあって、エキゾチックカーとしては存在感が薄い気がする。
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 ガンダムをイメージした日産GT-Rのように、今までない形を作り出すといった思い切った決断まで踏み込めなかったと思う。
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 人気ナンバーワンはやはりFT86であった。ショーモデルとはいえ「86」のネーミングはないだろう。スバルがトヨタの開発委託を受ける形でのコラボレーションだが、デザインはあまりに過剰すぎる。パッケージは2+2のクーペといういわば古典的なもので、水平対向2.0NAを搭載したFRだ。出力は200psていど、価格も200~250万円ていどだろうか?
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 FRスポーツクーペとして何を目指すのか、パッケージはほぼ決まっているようだが、現代におけるスポーツクーペはどうあるべきか、本質部分の煮詰めはまだこれからだろう。過去のカローラGT(86)は、クーペではなく、もっとユーティリティが高かったし、極端に走りに特化させたクルマでもなかった。つまりFRスポーツカーのイメージは後に作られた経緯がある。
 FT86は、トヨタにとっては特命プロジェクトであり、最初からスポーツカーとしてカテゴライズされているが、その方向性は大いに気になる。また、実際に開発する富士重とトヨタでは企業風土がまったく異なっているので、コラボレーションでどのように歯車がかみ合うのだろうか。
 メカ的には、富士重の水平対向4気筒をフロント・アクスルより後方に搭載し、縦置きMTを組み合わせる。ただ、これだけでは前後輪の荷重配分は60:40ていどにしかならないので何か工夫があるのだろうか。
 豊田の新社長が繰り返し主張するトヨタの走りのテイスト、味付けはどういうレベルや方向を示すのか。スポーツモデルだけに、その真価が問われるのだ。

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