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テスラ・モデルS

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 テスラ・モデルSは北米では2012年6月から納車が開始された。2年以上顧客を待たせたのだからある意味で驚異的なクルマだ。アジア、日本では1月に初展示となった。しかし、日本での販売価格も日本でのデリバリーも未定だが、予約受注だかはかなり以前から受け付けている。予想価格は600万円~900万円(搭載バッテリーの容量で価格が異なる)。
ModelS_Black_GolfCourse.jpg

 モデルSは、テスラ社の自社工場であるフリーモント工場での初生産となる初のオリジナルの量産EVだ。これまでのロードスターはロータスのシャシーを使用し、組み立ても外注だった。しかし、このモデルSからはトヨタ/GMの合弁工場であったNUMMIを格安でテスラが入手し、独自の製造設備を導入し、稼動を開始した。もちろん量産レベルは月産1000台にも満たないため、アルミボディ/シャシーの製造はロボットと台車により、いわゆる量産ラインとはまったく異なる状態になっている。

 モデルSはプレミアムクラスのフルサイズサルーンとされ、ターゲットはアウディA6とされているのだが、イーロン・マスクCEOがプレミアムカーに関しては一家言あるらしく、製造品質についてことあるごとに介入し、その都度製造がストップしてしまうそうだ。
若手ベンチャー起業家の代表格であるマスクCEOは他の分野でのビジネスも拡大させているが、クルマに関しては半ば趣味的でもあるようだ。
 もっともしたたかであることは言うまでもなく、テスラはダイムラーベンツ、トヨタから莫大な資金を受け、独自の電池やEV技術による電池パックを両社に供給しているし、パナソニックからも出資を得ている。ビジネスとしてはそれだけで成り立ち、自社生産の車の販売に頼っているわけではない。
t11.jpg

 モデルSは、第1作目のロードスターとは異なり、リチウムイオン電池もPC用ではなく自動車規格の18650を使用し、電池パック、モーターやインバーターを水冷化するなど、技術的にはレベルアップしている。ちなみに搭載する電池は、40kWh(欧州新ドラインビングサイクル=NEDCで航続距離250km)、60kWh(375km)、85kWh(500km)、高出力85kWh(500km)の4種類からユーザーが選択できるようになっている容量による価格差は100万円だ。また、電池の保証も10万kmと自動車メーカーらしくなってきている。

 電池はパナソニック、LGの2社から供給されているが、電池パック、モーター、インバーター、ボディは自社生産で、サスペンション、シャシーのアルミ鍛造/鋳造部品は外注、エアサスペンション・システムなどはコンチネンタルから供給されている。プラットフォームはBMW iと同様にアルミフレームで構成された床面電池パックとし、リヤサブフレーム上にモーター、インバーターを横置き配置。低重心でパワーユニットはきわめてコンパクト、完全なフラット・フロアなどEV専用設計ならではの利点がある。また拡張性も高く、フロントアクスルにもモーターを配置すれば4WDになり、ホイールベースの伸縮も 自在にできるという利点もある。
RR Susp with Motor (from Right Rear)

 ボディサイズは全長4978mm、全幅1967mm、全高1435mm、ホイールベース2960mmで、まさにフルサイズだ。デザイン的にはクーペ形状のセダンだが、リヤハッチドアを備えた5ドア形式を採用している。
 駆動モーターは同社オリジナルの3相交流・4極型誘導モーター、減速機(減速比=9.73)、DC-AC変換用のインバーターが横置き直列にパッケージされている。したがってフロアは完全にフラットにでき、リヤはアクスル上面にトランクスペースを持つ。フロントは最前端に電池/モーター/インバーター冷却液用のラジエーターとエアコンコンデンサーをレイアウトし、ESPユニット、車高調整用のエアポンプなどのコンポーネンツが搭載されるだけなので、内装材で仕切られたフロント・トランクも備えている。このあたりの実用性もフルサイズセダンとしては合格だ。

FR RH Susp Iso (No RH Wheel) RR LH Suspension Links (from RR-Centerline)

 インテリアは、コンセプトカー並みのレベル、つまりよく言えばハンドメイドの質感、逆に言えば量産車とはいえない質感で、プレミアムセグメントとしてはぎりぎりの線だ。しかし、ダッシュボード中央の17インチ縦型カラーディスプレイには驚かされる。タッチスクリーン式で車両情報・車両操作/インフォテイメントを両立させているところがアメリカのベンチャー企業らしい。デスクトップパソコンのディスプレイなみの17インチ縦型タッチ式ディスプレイの画面の表示は巨大なiPadといった感じだ。実際、ブラウザーも内蔵しており、まさにパソコン同等の仕様で、車載コンピューター/ディスプレイのリセット・スイッチまである。
 メーター部分も液晶ディスプレイで、表示項目はカスタマイズできる。
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 動力性能は3.0L~4.0の内燃エンジン並みを狙っている。もっとも発表されている航続距離は新欧州ドライビングサイクルによるため、強力な加速力は封印せざるを得ないだろう。EVならではの航続距離の制約を打ち破るため徹底的に大容量の電池を搭載するというテスラの発想は既存の自動車メーカーにはハードルが高く、逆に言えばオールアルミ・ボディ、45~85kWhという大きな電池容量を考えるとモデルSはかなり安い価格に抑えられていると言える。
 EV万能主義のテスラのクルマは、一般のユーザーよりも既存自動車メーカーに対してインパクトが強いように感じるが、その理由はEVとして破格のコスト・パフォーマンスを持っているということだろう。
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